飛行機の窓から見る空の青さをうまくとらえたいと思っているのだけど、なかなか思い通りにはならないかな。
飛行機の窓に反射した映りこみを画面にとらえてしまう事もあるし、AFのレンズだと窓の傷にフォーカスしてしまって、無限遠にフォーカスしてくれないこともある。
後はタイミングとかかな?雲の上はいつも晴れだとはいえ、お日さまと飛行機との相対的な角度なんかも空の色には影響するから、時刻と飛行コース、それに座席の位置も大事な要素かな?
空との対比で雲を入れたくなると、気象条件もファクターになってくるし飛行高度も条件になってくる。
上の写真はハノイに向けて降下を開始した飛行機が、雲の層に突入する少し前の写真。
雲の層に突入する前、あるいは雲の層を割って青い空に飛行機が踊りだした瞬間の景色ってのは、なかなか見ごたえがあるんだけど、いつもそのタイミングでカメラを使えるとは限らないし、雲が流れるダイナミックな景色が間近で見れるのはほんの一瞬。
前回の飛行では、たまたま運よく雲海にもぐりこむ寸前で写真を撮ることができたけど、関空からハノイに向けて飛ぶと、昼食後はお昼寝タイムで窓を閉めて寝てしまうので、外の様子を見るには目を覚ました時にシェードを開けないといけない。暗い機内でシェードを開けるのって結構、勇気がいるよ。
この島の写真はおそらく東シナ海上空で撮った写真。上の写真を撮る4時間程前なので、おそらく機内食(昼食)を食べた後、ちょっとくつろいで外を見ているころ合いかな?
飛行機の上から地上の写真をとると、どうも靄がかかったようにすっきりしない写真になってしまうことが多い。まぁ、気象条件によるところが大きいんだろうけど、カメラ側の設定で何とかならないものかな?
上の写真はマイナス露出補正をかけてみたけど、あんまりマイナス補正をかけすぎると暗くて訳がわからなくなってしまう。
この写真は島の写真のほぼ同時刻に撮った空の写真。AFがなかなか合わずにピンボケで青空を撮ったもの(だと思う)。ボヤヤ~ンとした雰囲気に仕上げてみようかという事で、合焦しないのは妥協したけど、本来こういうのは作為的にするべきと思う。
僕の経験だと、飛行機から写真を撮るときはAFよりもMFオンリーのレンズがいいと思う。というのはAFだと窓の傷とかに合焦したり(良く探せるものと感心するが)、はたまた全く合焦せずにシャッターを押せないというケースがしばしば発生するため。とくに夕日などのシーン撮影モードを選択して、それがAF後のMF補正を受け付けないモードだったりすると、AFが合わないとどうにもならない。その点、MFオンリーのレンズはヘリコイドを回すだけでOK。窓の傷にピントを合わせることもないし、AFが迷ってシャッターチャンスを逃すこともない。
今回、関空~ハノイの飛行では Leica DG Macro-Elmarit 45mm F2.8 と Pen E-P2を組み合わせてみたが、やはりこの点ではフルマニュアルレンズの優位性を再確認した結果となったみたい。映りこみを排除するという点では Nokton 25mm F0.95 よりも有利だけどね。
これもピンボケ写真かな?
飛行機に持ち込んで写真を撮る時は、やはり小型軽量のM4/3(MFT:マイクロフォーサーズ)が有利だと思う。今年1月のタイ行きでは、行きは Leica D Vario-Elmar 14-150mm を付けた E-410 で飛行中のみならず飛行場でも撮影して、帰りは Nokton 25mm f0.95 + Pen E-P2 で機上から夕焼けを狙った。
飛行場の待ち時間に駐機中の飛行機を撮るのには、Leica D Vario-Elmar 14-150mm + E-410 というのは所有機材の中ではベストの選択だったけど、機内での取りまわしには苦労した。 E-410 ってかなり小型のボディなんだけど、MFTと比べてしまうとやっぱり場所をとるかな。それに、飛行機の小さな窓から写真を撮るのには、コンデジ撃ちの方がフレーム選択の自由度が格段に増えるので M4/3 の方がやはり有利かな(まぁ最近は近くが見づらくなってきて、コンデジ撃ちには色々と工夫しないといけないけど)。
片や、Nokton 25mm f0.95 + Pen E-P2 は機内でのハンドリングは上々なんだけど、空港の待合所からエプロンとか駐機スポットの飛行機を狙うとなると、これはかなり難しい。
まぁ、利用する飛行機のフライトプランと飛行場での待ち時間の利用方法などで、どちらを使うか割り切るのがいいんでしょうね。夜出発で、フライトも夜間飛行なら迷わず Nokton 25mm f0.95 って具合に。
そういえば、MFレンズ+ Pen E-P2 という選択なら、こちらに持ってきている Carl Zeiss Vario Sonner 35-70mm f3.5 をアダプター経由で使う手もありました。まぁいずれにせよ、状況に合わせてレンズ+ボディを選択、ってところでしょうね。
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