
仲良く並んだ共産党のプロパガンダポスターと新年明けましておめでとう(ベトナムの正月は Chinese New Year と同じ時期で「テト」と呼ばれます)のポスター。
ある意味見事なプロパガンダポスターのデザインにひかれて撮った写真。正直、70年ほど時代錯誤していると思うなぁ、このデザイン。でもそれだけに、見つけた時は新鮮でした。

ベトナムのプロパガンダポスターはすでに一種の芸術ジャンルを形成しているように思います。
これは選挙のポスター、というよりもバナー看板ですね。候補者を宣伝するんじゃなくて、選挙そのものを宣伝しています。少数民族を描いたり、老若男女区別することなく描くのは、ベトナム流ポスターの特徴ですね。

これは有名な観光地、ホアンキム湖近辺の景色。
子供を抱いたホーチミンの絵の右下には、今年の選挙ポスターが並んでいます。
ホーチミン(ベトナム人はホーおじさんと呼ぶそうです)はベトナムのプロパガンダポスターには欠かせないテーマです。同様に、共産党のマークと鳩も良く見かけるモチーフです。子供を抱くホーチミンのバックに鳩が描かれているのに気付かれましたか?

こちらは南ベトナム解放記念日のプロパガンダ。ホアンキム湖畔のカフェの近くにて。

こちらも南ベトナム解放記念日の巨大プロパガンダ広告。ザイフォン通りの大きな交差点にて。
どちらのデザインにも、羽ばたく白い鳩が描かれているのに気がつかれましたか?

こちらは選挙の広報ですね。
ベトナム美人が描かれていますが、共産党の思想のせいでしょうか、こちらは女性の社会進出が進んでいます。ハノイの生活費が高いせいもあるのでしょうが、私の知人のローカル家庭はすべて共働きで、奥さんの収入の方が多い家庭も珍しくないみたいです。
そうそう、ハノイの女性はめちゃくちゃ強いですよ。世界最強じゃないでしょうか?
さすが、アメリカにも中国にもフランスにも勝っただけあります。
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