”無償資金協力のうち学校や病院など「ハコモノ」援助の3分の1カットや、(割愛)の見直しを要求した。”
「ハコモノを減らして、人材育成に予算を回せ」とのことだけど、「ハコモノ=無駄使いで悪、人材育成とかソフトなんとか=善」という図式は、もはやバイブルの域に達した感がある。
「人材育成」とか「ソフト対策」というと聞こえはいいけど、実際に成果が上がらなくても、それは目に見えにくいものだから、援助される国に住むごく一般の「普通の人」にはよく判らないし、育成された人が「親日」になるとは限らない。
もうちょっと、頭を使って考えてほしいね。
「常識は疑え」ということで。
学校がないと、勉強する場所もないよ。
道路がないと、どこにも行けないし、物も売れないし、援助物資も来ないよ。
井戸がないと、飲み水もないよ。
病院がないと、医療を受ける場所もないよ。
日本の価値観で途上国を図ってはいけない。
なにしろ、何もないんだから。
”ODAの中核となる無償資金協力(1571億5000万円)をめぐっては「日本企業の受注とセットで高値入札となっている」などの声が挙がり、「3分の1程度の縮減」を要求。”
中国企業が受注したら安いけど、契約後に結局なんだかんだで値段を釣りあげられて先進国企業と変わらない値段になって、おまけに出来上がったものは「悲惨」ということになるそうだよ。
しかも、中国企業が施工したら日本の援助資金で作ったものでも「中国の援助」にすり替えられてしまうよ。
日本の税金で国際貢献をやる以上、日本のイメージアップやプレゼンス向上に使われるのは当たり前だし、日本企業が受注してお金を日本に還流する(もちろん、援助国にも落とすことは忘れないでね)ことも必要だろうね。
日本の税金で中国のイメージアップをすることほど、アホらしいことはないんじゃない?
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