
ハノイの旧市街地の近くで、紅河を渡る Long Bien 橋。
特徴的な形が魅力的で一年ほど前にも投稿を書いた橋なんだけど、エッフェル塔のエッフェルさんが設計したとか、エッフェル塔の余った資材を使ったとかで、まぁとにかくエッフェル塔とゆかりがあるらしい。
まぁ、確かにそんな雰囲気ではある。
写真の下の前衛絵画は、紅河右岸の堤防道路のコンクリート堤防を飾る壁画。
世界最長とかでギネスブックにも載っているとか何とか。
この Long Bien 橋はその形状と歴史以外にも、ちょっと変わったところがある。この橋は鉄道と道路を併用した橋なのだけど、実は車は通ることができない。通行できるのは鉄道(単線)とバイク(鉄道を挟んで上りと下り)だけ。多分歩行者も使えるんだろうけど、橋を渡るバイクの数を見ると歩こうという気にならないし、歩いて数分の僅かな距離でもバイクに乗るベトナム人が歩いてこの橋を渡るとは思えない。

上の写真はハノイ駅の南側の様子。線路はホーチミンに向かう鉄道のもの。ということは、ベトナム南北の主要都市を結ぶベトナム随一の主要幹線。なのにお店の真ん前に線路が走っている。
ここでは、列車が来る直前までお店の人が線路の上で仕事していたりする、すごくスローな風景を見ることができる。

まぁ、そんな日本では考えられない線路を通ってハノイ駅(じつはA駅とB駅の二つの駅があるらしい)からホーチミンに向かう列車。
この車両はどうやら寝台車らしいが、赤と青のシンボリックな色からアッパークラスと推測するが如何に?

こちらは緑色。
同じく寝台車だと思われるが、色から単純に一般車と想像。

ホーチミン行き列車の最後尾はこんな車両。
いったい何者?という変わった形がおもしろい。
発電機でも積んでいるのかな?
むかーし、子供の頃。貨物列車の最後尾にひっついていた黒い車掌車に乗りたいなぁ、と貨物列車を見るたびに思っていたけど、この車両もそんな感じなのかな?
まぁ、想像する楽しさは幾つになっても変わらないかな?