エチオピアの地方に行くと、別にエチオピア以外の途上国もそうだろうけど、子供がたくさんいる。
彼らにとってはアジア系が珍しいのか、道を歩いているとわらわらと子供が集まってくる。
そして、彼らは口々に「チャイナ!チャイナ!」と言う。
そう、彼らにとってアジア系は、それが日本人だろうか、韓国人だろうが、フィリピン人だろうかお構いなしに、「チャイナ」なのだ。
僕にとって、この「チャイナ」という言葉の響きは、アルジェリアで散々浴びせかけられた「アリババ(「泥棒」という意味で、アルジェリアなどで中国人を呼ぶ蔑称)」に極めて近い嫌な印象を与える。
なので、こちらは半ばムキになって「ジャパン!」と言い返す。
幾度もこれを繰り返すうちに、一緒に行動しているローカルのエンジニアとかドライバーも一緒になって「ジャパン!ジャパン!」と言い返してくれるようになった。
そんなある日のこと、ごあいさつの「チャイナ!」の連呼に対して、いつものように、ドライバーやローカル・エンジニアと一緒に「ジャパン!」と返事をしていたところ、いつの間にか、僕たちへの呼びかけが「ジャーマン!」に変わっていた。
どうやら、「ジャパン」を「ジャーマン」と聞き違えたらしい。
そう呼ばれた僕は、ローカルの人たちと顔を見合わせて苦笑い。
「まぁいいか。ジャーマンでも」
と、笑いながら「ジャーマン!ジャーマン!」と返事をしたのでした。
まぁ、個々人と付き合ってみると、中国人だろうが日本人だろうが、エチオピア人でもアルジェリア人でもベトナム人でも、ほとんどの人がいい人なんでしょうけど、集団になるとそうではないのが、どうやら "This is the fact in everywhere else in the world." のようですね。
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