鋼鉄の骨組みが美しいコロンボ・フォート駅。
この写真を撮っていたら、ローカルに話しかけられたよ。なんでも列車が1時間も遅れているそうで。「いつものことだよ」とは言っていたけどね。
こちらは駅に掲示されている時刻表。
行き先ごとに次の列車が何時何分に何番線から出るのかが記されているけど、この通りの時間に来ることは、なかなかないみたいだよ。
しかも、構内放送には英語がないから、到着番線が変わったりしたら外国人には困ってしまうね。
時間によっては列車が何本も到着することもあるから、変更があった場合、外国人はどの列車に乗ればいいのかどうやって知るのかな?
列車には等級表示はあっても行き先表示はないからね。
ちなみに、駅の構内にはこんな立派な時計があるんだけど、しっかり遅れていたよ。
この写真の右手に、上の写真の時計が写っているよ。黄色い大きな時刻表はこの時計の手前、入口専用の改札口に掲示してあるよ。
そうそうフォート駅には入口専用の改札と出口専用の改札が、僕が見ただけで二つずつあったよ。キャンディ駅にも、入口専用と出口専用が一つずつあったような。もちろん自動改札なんてハイテクはなくて、駅員さんが手で鋏を入れて(入れてくれない場合もある)、手で切符を回収していたよ。
駅には10ルピーで買った入場券(platform ticket) で入ったけど、昔懐かしい硬券という奴でした。
フォート駅は通過型の駅なんだけど、二本だけここで終点の線路がある。向って右側の線路には列車を引いてきた機関車を付け替えるためのポイントが付いている。線路に沿ってポイント制御のためのケーブルが走っているのが判るかな?
これはポイント切り替えのためのレバー。ポイントと言うよりも転轍機と言った方がしっくりくるかな?
今の日本の駅と比べると、汚くて油っぽくてローテクなフォート駅だったけど、結構沢山利用者はいたよ。二等車、三等車だったら料金も安いからね。
こちらが切符売り場。もちろん人が売ってくれる。なので、人がいなかったら売ってくれない。係りの人は客が並んで待っていても、プイっとどっかに行ってしまう事がある。僕もそれをやられたので、窓口のガラスをコンコン(ドンドン!じゃないよ)と叩きながら、"Excuse me!" を連呼して別の人に無理矢理に来てもらったよ。
この窓口では二等車の切符を売っていて、料金はキャンディまで190ルピー、島の南端のゴールまでは180ルピー。これってすごく安いよ。投稿を書いている時点のレートだと、だいたい100ルピーが60円ぐらいだからね。
今回も M.ZD 12-50mm + OM-D E-M5 の仕業だよ。
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